阿佐ヶ谷の部屋
平賀さち枝
阿佐ヶ谷の部屋 歌詞
洗濯洗剤の香る
窓辺近くの白い寢床から
洗いたての茶碗は水色
もう少しだけ君は寢たふりをしていて
小鳥が朝を運んで來るまでに
流していた涙は上手く乾けばいいな
薄っぺらい毛布の壁はまだ
少しぶ厚いままだな
二人の吐息は
雲にかたちを変えて
光を浴びて
木になり土となる
はずなのに
わたしはこんなにくたびれた朝を
いまだ捨てられずにいるんだよ
怖がっているんじゃないよ
すこし遠い場所から
いつだって君のことを
夢に見てたいんだよずっと