金曜日の朝
吉田拓郎
金曜日の朝 歌詞
作詞:安井かずみ
作曲:吉田拓郎
トロリトロトロ眼がさめる
霧もはれてた赤い屋根
チェックのカーテンごしに(チェックの陽ざしが)
ぼくの足をくすぐる
だけど今でも氣にかかる
君は突然出ていった
旅で見つけた運動ぐつ
はきなれたあの白いくつ
つっかけて消えたまま
背中まるめて步くたび
ぼくがうろつくこの街は
何故かパリーに似ている(やさしい女の)
ため息なんか聞きたい
だけど今でも氣にかかる
君はセーター肩にかけ
かかとつぶした運動ぐつ
夏を步いた白いくつ
戀といっしょに消えたまま
洗いざらしのブルージーン
殘ったお金があと少し
氣にするほどのわるい事(ないなら土曜日)
バラでも買って歸ろう
だけど今でも氣にかかる
君と映畫を見た歸り
小雨にぬれた運動ぐつ
赤いドアに脫ぎすてた
いつのまにやら消えたまま