いろはにほへと
石川さゆり
いろはにほへと 歌詞
十九から二十歳から
思い出せない昔から
あなた一人を思いつづけて
夢にうつつにまぼろしに
乙女らしさが失せてから
人のしあわせ袖にして
胸を焦がして生きました
ああ
色は匂えど散り行く花の
水に落ちても音もせず
瞼にもくちびるも
櫛にからめた黒髪も
たった一夜を思い焦がれて
朝に夜ふけに待ちました
思い一途が邪魔になり
そい寢するのも切なくて
いつか寒さを知りました
ああ
色は匂えど散り行く花の
風に舞っても追いもせず
色は匂えど散り行く花の
水に落ちても音もせず