夢幻の透明洞窟にて
まめこ
夢幻の透明洞窟にて 歌詞
深い靜寂の森
包む柔かな空気
冷たさが頬を撫で
響き合う風と鼓動
不思議な安らぎに満ちて
薄れてはまた生まれる命の囁き
光の屆かない
闇に広がる透明
吸い込まれそうなほど
切なく儚く輝く
どこまでも透き通る
淡い息吹の音色
それは永久に変わらず
其処に在り続ける
醒めぬ夢の光の胞子
觸れてみたい青い燈火
闇に溶ける
記憶も途絶え
戻れなくても流れて
このまま
沈む意識の底で
願いは忘卻の彼方
そっと觸れた指先
次第に透き通り
無の生命力に満ちてゆく感覚
朧の一時
まぼろし
瞳の奧に殘る
色を持たない花の
咲き誇る背に
憧れてなお
見據えた夢の旅