雨宿り

しとしと霧雨が控えめに
濛濛細雨
音を鳴らして
淅淅瀝瀝
乾いた街や人も
乾燥的街道與人們
柔らかくするみたい
因此變得柔軟
読みかけの本に栞挾み
書籤夾入未讀完的書
立ち上がるの今は忘れたい事全て
想起我想忘記的一切
霞んで見えないから
因為看不見
雨の導を待っていたの
等待著雨的指引
時が無情に過ぎゆく中で
時光無情流逝
一秒前の私には
一秒前的我
屆かない場所へ誘って
前往了無法到達的地方
木の葉にまとまった雨粒
雨打樹葉
滴り落ちて
滴落下來
根を張る土やシャツを
浸入土壤沾染衣衫
少しずつ染めている
慢慢染上雨色
見慣れた摩天樓と人波は
看慣了幢幢高樓與絡繹人潮
今だけは遠くの星の夢幻で
如今只有遙遠的星夢在幻像中
一人きりの空ね
一個人的天空下
雨の導を待っていたの
等待著雨的指引
時が無情に過ぎゆく中で
時光無情逝去
進まない景色を置いて
放下停滯的景色
靜かな雨宿りの場所へ
尋找安靜避雨的地方
傘も持たないままで
沒有帶傘
探している
一直在尋找
雨の導よこの場所で
雨指引於此
時が無情に過ぎゆくよりも
比起時間無情的流逝
一秒先の私には
一秒鐘後的我
屆かないでいたいの
希望你不要看到
雲間に伸びる輝きは
雲層間閃耀的金芒
いつもより強く感じている
比平常更耀眼
一秒前の私には
一秒前的我
見えない光りが燈るように
像身處被熄滅的光芒