流星
かりゆし58
流星 歌詞
本當はこのままずっとこのままで
時間が止まってしまえばいいのに
そしたら僕らはもう何も壊さずに
もう何一つ汚さずにいれるのに
手にしたものよりもっと失ったものが
絶望する程たくさんあるよな
マリアこの街じゃあ例え誰かが死んでも
ほんの少し電車が遅れるだけ
今ちょうど故郷の空に手紙を書いているところさ
『初戀のあの人が知らない誰かと結ばれるけれど
どうかお願い式の當日には雨を降らせないでほしい』
いつかはそれぞれ別々の命
旅立って行く「さらばさらば」って言いながら
僕ら喜びを唄に変えるのは
あまりに哀し過ぎる誰かのためさ
この世界に一粒の種を
言葉は轍さその生き抜いた日々の
「生まれてきたのは間違いじゃない」と言ってよ
「誰かが遺したその最後の言葉が
誰かの未來を変える」と言ってよ
『まだこの街のことを好きでも嫌いでもないけど
冬の日の夜空から舞い降りてくる白い雪は
息を呑む程に綺麗で儚くて
いつの日かあの島の上にも降らせてほしい』
誰もがそれぞれ別々の命
旅立って行く「さらばさらば」って言いながら
僕ら喜びを唄に変えるのは
屆くことのなかった祈りのためさ
この世界に一粒の種を
本當はこのままずっとこのままで
アナタの隣に居たいけど
思い出は今日もまたひとつ歳をとる
さらばまたいつかもう行くよ
~おわり~