夏空と蜃気楼
IAちいたな
夏空と蜃気楼 歌词
泣きだしたい夏の日も
励まし合った 雨を浴びて 涙をごまかした
見栄えの悪い空模様
「こんな日もあるさ」君ははにかんで
どんなに離れても空が一つなら
僕ら 青に染まっていられる
称えられたことも愛されたことも
今日まで生きてきた証なんて
何一つ無いのさ 笑っちゃうな
答えなんてもう知ってんだ
金魚鉢の中から飛び出せ
やりきれない 夏の空 裸足で駆ける走馬灯
抱きしめた あの夜はもう戻らないから
始まらないプロローグ
あの日から何もかもが変わらない
またこうやって大声で叫ぶのさ 背を向けて
空を覆うおぼろ雲
君を探して 走り回った 浜辺の足跡だ
目に入れても痛くないさ
炭酸は苦手だ 恋の味なんて
わかりたくないのさ たまんないな
嫌いだってそう言ってんだ
夏霞の中から飛び出せ
近づけない君の頬 逃げ水に遊ばれてる
諦めた告白は空に溶けて消えた
五月雨が晴れる頃 通り過ぎる白南風に打たれて
ほらそうやって遠くへ消えてくのさ 微笑んで
【间奏】
耳を澄ませば微かに聞こえる 線香花火の大合唱
君を澄ませばいつも隠してる 心も少しは見えるかな
逃げ出すなら僕も同じさ 教えてくれ 君の天命を
蔑んだ 君の眼は 夏が生み出す蜃気楼
泣かないで 泣かないで 君は悪くないから
転んだり 空回り 僕の青春の音は鳴りやまない
迷わずに進め 手を放さないで
やりきれない 夏の空 裸足で駆ける走馬灯
抱きしめた 君だけはもう離さないから
終わらないエピローグ
夏掛けの群青に染められて
ただこうやって大声で叫ぶのさ 手を繋いで
夕焼け空を見上げた 「夏は嫌いだ」それでも僕は
生きるから 強く生きるから
どうやったって明日はやってくるのだ