糸遊 歌词
此処は端から荒野 妄念も綴り 描き 掻き抱け
其れが惨めに朽ち果てようとも おまえの血肉と成るだろう
渇望、褪せた旋風 沃地はまだ影も見えぬ
同胞に見えた姿は 其の実 只の枯木だった
容のない声ばかりが 眠るように耳の奥に残る
殊更 罪はないけれど 罰のように歩き続ける
此の旅路に何の意味があって 何が無駄で
わたしの安寧は何処に在る
此処は端から荒野 妄念も綴り 描き 掻き抱け
其れが惨めに朽ち果てようとも おまえの血肉と成るだろう
絶望、殉情がすべて修羅の道 行けどまだ律が見えぬ
幽かに遺されていた足跡も 遂に此の場所で消えた
仙人掌すら息絶えた朱い地平の かなたで陰ろふ
やわらかな光を飲み干して 幾度もおのれに説いてきた
誰も助けてくれないなら 独りで賄う他ない
他人に意味を求めても干からびるだけ
此の旅路に何の意味があって 何が無駄で
わたしの安寧は何処に在る
此処は端から荒野 後悔も綴り 描き続けて、
其れが人知れず朽ち果てようとも おまえの血肉と成るだろう
此処は端から荒野 きっとわたしは独り善がりに見えるのだろう
此れまで押し殺してきたすべてが わたしの血肉と成っている、
然う誰も云ってくれぬのなら、云ってくれぬならわたしが云おう