唇をかみしめて
吉田拓郎
唇をかみしめて 歌詞
ええかげんな奴じゃけ
ほっといてくれんさい
アンタと一緒に
泣きとうはありません
どこへ行くんネ
何かエエ事あったんネ
住む氣になったら
手紙でも出しんさいや
季節もいくつか
訪ねて來たろうが
時が行くのもワカラン位に
目まぐるしかったんじゃ
人が好きやけネー人が好きやけネー
さばくもさばかんも空に任したんヨー
人がおるんヨネー人がそこにおるんヨネー
何かはワカラン
足りんものがあったけん
生きてみたんも
許される事じゃろう
自分の明日さえ
目に寫りもせんけれど
おせっかいな奴やと
笑わんといてくれ
理屈で愛など
手にできるもんならば
この身をかけてもすべてを舍てても
幸福になってやる
人が泣くんヨネー人が泣くんヨネー
選ぶも選ばれんも風に任したんヨー
人がおるんヨネー人がそこにおるんヨネー
心が寒すぎて
旅にも出れなんだ
アンタは行きんさい遠くへ行きんさい
何もなかったんじゃけん
人が呼びよるネー人が呼びよるネー
行くんもとどまるもそれぞれの道なんヨ
人が生きとるネー人がそこで生きとるネー
人がおるんヨネー人がそこにおるんヨネー