そして、夜明け
ねごと
そして、夜明け 歌詞
近づいてく黎明の合図
予感が僕を急かす
反らした山積みの現実に焦り
時が褪せてゆく
咲いていた赤い花
モノクロに象られた
涙さえ出ないまま
行き場なく立ち盡くす
黙り込む街燈の燈だけに
許されたような気がしたのに
急いでもこのままじゃ
昨日の足音が呼び止める
夜明けは終著か始まりか
沈黙の世界を壊してゆけ
閉じる瞼靜けさが増し
心は揺らぐ天秤を選ぶように
忘れて期待して明日を覗きたかった
どうしてここで今さら戸惑う?
尋ねるのもこれで最後
街頭の火が眠って往く
仄暗い暁紡ぐ夜明け
急がなきゃ振り向かず
今日の背が白み行く前に
ざわめきは答えの始まりか
沈黙の世界を今、壊してゆけ