キツネ 歌詞

狐が現れたのはその時だった。
狐狸就是在那個時候出現的。
「こんにちは。」
「こんにちは。」
[ 你好。 ]
王子さまは丁寧に答えたが、
振り返っても誰もいなかった。
[ 你好。 ]
「ここだよ。リンゴの木の下さ。」
小王子很有禮貌地回答了,
「君は誰?とっても可愛いね。」
可是回頭看卻沒有人。
「僕、狐だよ。」
「一緒に遊ぼう。
[ 在這裡啊。蘋果樹的下面啦。]
僕、今とっても悲しいんだ。」
「君とは遊べない。
[ 你是誰?好可愛呢。]
飼い慣らされていないから。」
「ああ、ごめんね。
[ 我是狐狸哦。]
でも、飼い慣らすって、
[ 一起玩吧。
どういう意味?」
我現在非常的傷心。 ]
「君はこの辺の人じゃないね。
[ 我不能和你玩。
何を探しているんだい?」
因為我不是馴養的。 ]
「人間だよ。
[ 啊,對不起。
ねえ、飼い慣らすって、どういう意味?」
可是,“馴養”
「人間は銃を持っていて狩をする。
是什麼意思?]
全く困ったものだ。
[ 你不是這附近的人呢。
でも、鶏を飼っている。
你在找什麼啊?]
いい所はそこだけかな。
[ 我在找人類。
君、鶏を探しているの?」
那個,“馴養”是什麼意思? ]
「違うよ。探しているのは友達だ。
[ 人拿著手槍進行狩獵。
飼い慣らすって、どういう意味?」
真是讓人困擾的傢伙啊。
「みんながすっかり忘れていることだよ。
可是,他們飼養著雞。
絆を作るって意味だ。」
好處也只有那一點了。
「絆を作る?」
你是在找雞嗎? ]
「そうさ。
[ 不是啊。我在找的是朋友。
僕にとって君はまだ
“馴養”到底是什麼意思?]
他の十萬人の男の子と同じ、
[ 是大家都忘得精光的事情啊。
ただの男の子だ。
就是建立羈絆的意思。]
僕には君は必要ないし、
君にも僕は必要ない。
[ 建立羈絆?]
君にとって僕はまだ他の十萬匹の狐と同じ、
[ 是啊。
ただの狐だからね。
對我而言,
だけど、君が僕を飼い慣らしたら、
你和其它十萬個男孩一樣,
僕たちは互いに必要不可欠な存在になる。
只不過是個男孩。
僕にとって君は
我不需要你,
世界でたった一人だけの男の子。
你也不需要我。
君にとって僕は
對你而言,我也和其它十萬隻狐狸一樣,
世界でたった一匹だけの狐。」
只不過是只狐狸。
「だんだん分かってきたよ。
可是,假如你飼養了我,
ある花のことだけど、
我們就會相互成為對方必不可缺的人。
その花は
對我而言,
僕を飼い慣らしていたんだと思うな。」
你是全世界獨一無二的男孩。
「そういうこともあるかもね。
對你而言,
地球では何でもあるからね。」
我是全世界獨一無二的狐狸。 ]
「ああ、地球の話じゃないんだよ。」
[ 我漸漸明白了啊。
「え?他の星?」
是關於某一朵花的事,
「そう。」
我想這朵花應該是
「その星には、猟師(りょうし)はいる?」
把我給馴服了。 ]
「いないよ。」
[ 也許也有這種情況吧。
「そいつはいいや。鶏はいる?」
因為在地球上什麼事都有呢。 ]
「いないね。」
「思い通りに行かないもんだな。
[ 啊啊,我不是在說地球上的事情哦。 ]
まあ、いいや。話を続けよう。
僕の暮らしは単調だよ。
[ 哎?其它的星球嗎? ]
僕が鶏を追う。人間が僕を追う。
鶏はみな同じ、人間もみな同じ。
[ 是的。 ]
おかげで、いささか退屈しているんだ。
でも、もし君が僕を飼い慣らしてくれたら、
[ 在那顆星球,有獵人嗎? ]
僕の暮らしは
お日様が當たったみたいになるよ。
[ 沒有哦。 ]
僕は足音が聞き分けられる。
誰かの足音が聞こえたら、
[ 那不錯啊。有雞嗎? ]
僕は慌てて地面に潛(もぐ)る。
でも君の足音は
[ 沒有呢。 ]
音楽みたいに僕を穴から誘い出す。
[ 和我想的一樣是個不怎麼樣的地方呢。
それに、ほら、
唉,算了。讓我們繼續說下去吧。
あそこに小麥畑が見えるでしょう。
我的生活是單調的啊。
僕はパンを食べないから、
我捉雞,人捉我。
小麥には全く用がないんだ。
每隻雞都一樣,每個人也都一樣。
だから、小麥畑を見ても何も感じない。
因此,我覺得有些無聊。
悲しい話だけどね。
可是,如果你飼養了我,
でも、君は金色の髪をしているよね。
我的生活就會變得
だから、君が僕を飼い慣らしてくれたら、
像是陽光普照一樣哦。
素晴らしいことになる。
我會變得可以分辨出腳步聲。
金色の小麥を見るたびに、
如果聽到人的腳步聲,
僕は君のことを思い出すようになるよ。
我就匆忙地躲到地下。
小麥畑を渡っていく風の音さえ
可是,你的腳步聲
好きになるよ。 」
像是音樂似的誘惑我步出洞穴。
狐はふと黙って、
而且,你瞧,
長い間王子さまを見つめていた。
你可以看見那邊的小麥田對吧。
「お願い、僕を飼い慣らして。」
因為我不吃麵包,
「そうしたいんだけど、
所以對我來說小麥是沒用的。
あんまり時間がないんだ。
因此,即使看見小麥田也沒有任何感覺。
友達を見つけて、
雖然是可悲的事情啊。
いろいろをたくさん學ばなきゃいけないし。」
可是,你長著金色的頭髮呢,
「飼い慣らさなきゃ學べないよ。
所以,假如你養了我的話,
人間には、學ぶ時間なんかない。
那就會成為很美妙的事情呢。
お店で出來合いの物を買ってくるだけさ。
每次看到金色的小麥,
でも、友達を買えるお店はないから、
我就會想起你哦。
人間にはもう友達がいないんだ。
連吹過小麥田的風的聲音,
友達が欲しかったら、
我也會喜歡哦。]
僕を飼い慣らして。」
狐狸突然沉默地,
「僕はどうすればいいの?」
凝視了王子很久。
「とっても辛抱強(しんぼうづよ)くならなきゃね。
まず、僕からちょっと離れて、
[ 拜託你,養我吧。]
草の中に座るんだ。
[ 雖然我想這樣做,
僕は橫目に君を見て、
可是我沒有太多時間。
君は何も言わない。
我為了要找朋友,
言葉は誤解の元だから。
必須要學習許多各種各樣的事情才行啊。]
でも、毎日少しずつ
[ 不養的話就學不了哦。
だんだん近くに座れるようになるんだ。」
人沒有學習的時間。
次の日、王子さまは戻ってきた。
只是在商店裡買成品啦。
「出來たら、
可是,因為沒有買朋友的商店,
同じ時間に戻ってきた方がいいよ。
所以人類已經沒有朋友了,
例えば、四時に君が來るとすると、
假如想要朋友,
僕は三時から嬉しくなってくる。
就養我吧。 ]
時間が経つにつれて、
ますます嬉しくなってくる。
[ 我應該做些什麼呢? ]
四時になると、
[ 你必須要非常地有耐心呢。
そわそわして気も漫(そぞ)ろさ。
首先,在稍微離我遠點的
幸福ってどんな物かを知るんだ。
草地上坐著。
でも、君がいつと決めず適當に來ると、
我在旁邊看你,
何時に心の準備を始めればいいのか
你什麼話也不用說。
分からなくなる。
因為語言就是誤會的源頭。
習慣にすることが大事なんだよ。 」
但是,要每天一點點地
「習慣って、何なの?」
漸漸向我靠近。 ]
「ずいぶんと忘れがちな物のことさ。
第二天,王子回來了。
ある一日を他の日と區別し、
[ 你要來的話,
ある時間を他の時間と區別するんだ。
盡可能在同一時間來比較好哦。
例えば、僕を追い回す猟師たちにも
比方說,你經常4點來,
習慣がある。
那我從3點起就會開始覺得快樂。
毎週木曜日は狩をせず、
隨著時間推移,
村の娘たちと踴るのさ。
我就會越發地開心哦。
だから、木曜日は素晴らしい日だ。
到了4點,
僕は葡萄畑の辺りまで散歩に行ける。
我就會坐立不安、心神不定。
でも、
這讓我知道什麼叫做幸福。
もし猟師たちがいつでも好きな日に踴ったら、
可是,假如你不定下時間只是隨意地挑個時間來,
毎日がみんな同じになって、
該在什麼時候開始做心理準備,
僕は全く休暇が取れなくなる。」
我就不知道了呢。
こうして、王子さまは狐を飼い慣らした。
形成習慣是很重要的事哦。 ]
出発の時が近づくと、狐は言った。
「ああ、泣けてきちゃうよ。」
[ 習慣,是什麼? ]
「君のせいだよ。
[ 就是非常容易忘記的事情啦。
僕は君を困らせたくなかったのに。
把某一天和其它的曰子區分開來,
君が飼い慣らしてなんて言ったから。」
把某一個時間段和某它時間區分開來。
「そうだよ。その通りだよ。」
比方說,到處追趕我的獵人們
「でも、君は泣くんだ。」
也有習慣。
「そうだよ。その通りだよ。」
他們每週四不狩獵,
「だったら、君は損しちゃったんじゃないか?」
去和村子裡的女孩兒們跳舞啦。
「僕は得したんだよ。
所以,週四是很愉快的曰子。
小麥色の分だけ。
我甚至可以到葡萄田的附近去散步。
さあ、もう一度庭園に足を運んで、
可是,
薔薇たちを見てきてごらん。
假如獵師們總是在高興的曰子跳舞的話,
君の薔薇は
每一天都成了尋常的曰子,
世界にたった一つしかない薔薇の花だって
我完全得不到休息。]
分かるから。
就這樣,王子養了狐狸。
そうしたら、戻ってきて、
臨近出發的時候,狐狸說道。
僕にさよならを言って。
お別れに、秘密を一つあげるから。」
[ 啊啊,我都快要哭出來了啊。 ]
王子さまはもう一度薔薇たちを見に行った。
[ 這是你的責任哦。
そして言った。
我本不想令你困擾的,
「君たちはどれも僕の薔薇とは
但是因為你說了養你之類的話。]
全然似ていないよ。
君たちはまだ僕にとっては
[ 是啊。正如你所說的。]
取るに足りない存在だ。
飼い慣らされていないし、
[ 可是,你在哭啊。 ]
飼い慣らしてもいないもの。
會ったばかりの頃の僕の狐みたいだ。
[ 是啊,是這樣的啊。 ]
あの狐は他の十萬匹の狐と同じ
ただの狐だった。
[ 那樣的話,你不就損失了嗎? ]
でも僕は狐と友達になった。
[ 我得到了哦。
今では、世界に一匹だけの狐だよ。
只有小麥色的那部分。
君たちは綺麗さ。
快,再去一次庭園,
でも、空っぽなんだ。
去看看玫瑰們。
誰も君たちのためには死ねない。
你的玫瑰
もちろん、普通の通りすがりの人は
是世界上唯一的玫瑰。
僕の薔薇を君たちと同じだと思うだろう。
你會明白的。
でも、僕の花はたった一つで、
然後,回到這裡,
君たち全部を合わせたよりも大切なんだ。
跟我道別時,
だって、僕が水をかけてあげたのは
我要告訴你一個秘密。 ]
あの花だから。
王子又一次去看玫瑰們。
ガラスの覆いを被せてあげたのも、
然後說道。
衝立で守ってあげたのも、
[ 你們和我的花
蝶々になる二三匹を殘して
一點也不像哦。
毛蟲を退治(たいじ)してあげたのも、
而且你們對我而言
文句を言ったり自慢したり
是沒有價值的存在。
時々黙り込んだりするのにさえ
既沒有被馴養,
耳を傾けてあげたのも、
也沒有馴養別人。
あの花だけだから。
就像是我剛遇見時的狐狸。
なぜってあの花は
它曾是和其它十萬隻狐狸一樣的
僕の薔薇の花だから。 」
只是普通的狐狸。
そして王子さまは狐の所に戻った。
可是我和狐狸成了朋友。
「さよならだね。」
現在它就是世界上獨一無二的狐狸哦。
「ああ、さよならだ。
你們確實很漂亮。
じゃあ、秘密を教えるよ。
可是,是空洞的漂亮。
簡単なことだ。
沒有人會為你們死。
心で見なければ、物事はよく見えない。
當然,普通路過的人,
一番大切なことは目に見えない。」
會認為我的玫瑰和你們是一樣的吧。
「一番大切なことは目に見えない。」
可是,我的花只要一朵
「君の薔薇を何よりも大切にしたのは、
就比你們全部加在一起還更為重要。
君が薔薇のために費やした時間なんだ。」
因為,是我為她澆的水
「僕が薔薇のために費やした時間。 」
是那樣的一朵花。
「人間はこの真理を忘れてしまった。
為它蓋上玻璃罩、
でも、君は忘れてはいけないよ。
用屏風保護它、
君は飼い慣らしたものに
為它留下兩三隻會成蝴蝶的毛毛蟲、
永遠に責任があるんだ。
消滅其他的蟲,
だから君は君の薔薇に責任がある。」
它的抱怨、自我吹噓,
「僕は、僕の薔薇に責任がある。」
時而的沉默,

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