Garden of Avalon track3 騎士たちの話
宮野真守川澄綾子小野大輔屋良有作櫻井孝宏置鮎龍太郎沢城みゆき水島大宙
Garden of Avalon track3 騎士たちの話 歌詞
あいつが家にやって來たのが5歳ぐらいの時だ
那傢伙來家裡時大概是五歲
俺じゃないあいつの年齢だ
不是我是那傢伙的年齡
ひと目で將來飛び切りの美人になると見抜いたが
雖然我一眼就看出她將來肯定會長成不得了的大美人
親父が兄として弟の教訓になれなんて言うから
但老爹卻說作為兄長你要好好教訓弟弟
そう思うことにした
我也就當作真是那樣了
まぁ隠し通せるはずがないとも思ったよ
其實我認為應該是瞞不下去的
ウーサー王は次の王に人間ではないものを用意しようと考えた
尤瑟王考慮著準備不是人類的東西來當下一任王
人間と龍の混血
人類和龍的混血
人の鑄型で生まれる王の化身だな
以人的鑄型出生的王的化身
ウーサー王の血と龍の血
亞瑟王的血和龍的血
その2つを繋げるために最適な尊い女の血
還有為了讓那二者融合的、最合適的尊貴女人的血
ロマンスのかけらもない結果だけを殘す行為だ
根本不存在什麼羅曼史只是為了留下結果的行為而已
そこに愛があったからとあると思うのかい
因為那之中有愛你是這麼想的嗎
そなことすら分からないからお前は非人間なんだ
就是因為連那種事都不懂所以你才是非人類啊
こうしてアルト. . .アーサー王は誕生した
就這樣阿爾……亞瑟王誕生了
魔術世界では概念受胎というらしいな
在魔術世界裡好像是叫作概念受胎吧
人に龍で機能を付けるとか
給人加上了龍的機能
どうあれまともな人間には育たないだろう普通ならな
像那樣怎麼也不可能長成像樣的人類吧普通而言
だがあいつはその點が普通じゃなかった
但那傢伙在這一點上並不普通
今じゃそれこそ真実味のない話だが
雖然現在講起來是一點真實感沒有
あいつは町にいる娘たちと何も変わらなっかた
但那傢伙和鎮上的小姑娘們沒有任何不同
ただの町娘だよ町娘
就是個村姑啦村姑
ああけど負けず嫌いなのは生まれつきだ
啊啊不過不服輸倒是天生的
あいつの勝ち負けの基準ってのは
那傢伙對勝負的基準
情けない自分に対いしてのものだった
是對沒用的自己感到可恥
へこれてもすぐに顔を上げる
就算已筋疲力盡也會馬上振作
前向きの精神にもほどがある
積極進取也該有個限度
そのくせ傷つきやすい
但是卻很容易受傷
素直すぎて物事を受け流すことができなっかたんだろうな
是太過率直所以才無法對那些事付之一笑吧
そんなやつが十年間親父の元で厳しく育てたれたんだ
那樣的傢伙在十年裡被老爹嚴格地撫養長大了
そりゃ理想の王にもなるだろう
那當然會成為理想的王啊
俺はいい迷惑だったが
雖說我是覺得很困擾就是了
選定の剣を抜いた後のことはお前の方が詳しいだろう
拔出選定之劍後那之後的事你挺清楚的吧
修行を終わえ選定の剣カリバーンを使いこなせるようになった
修行終了選定之劍(Calibur)也能使用自如
ようやくあいつは王の名乗りをあげた
那傢伙終於開始自稱為王了
十一回に及ぶサクソン人との會戦をせし
和薩克遜人進行了十一次會戰
卑王ヴォーデイガンをうち取り
擊敗了卑王伏提庚
この白堊の城キャメロット城が誕生した
這座白堊之城卡美洛城誕生了
それから十年行き著く暇もなかったなお互い
在那之後的十年忙得連喘口氣的時間都沒有啊我們倆都。
お前は王の補佐と言いつつ女遊びに邁進し
你雖說是叫作王的輔佐卻朝著和女人們遊玩邁進
俺は円卓の任務を片手間にして女の尻を追いかけていた
我則是在執行圓桌任務的閒暇間追著女人的屁股跑
アーサー王は諸侯たちをまとめながら
亞瑟王一邊整合著諸侯們
サクソ人との戦いをうまくこなしていた
和撒克遜人的戰鬥也勢頭正好
まあまあ穏やかな時勢だと言っていいだろう
嘛嘛可以說是風平浪靜吧
先王ウーサーの野望通り理想の王が誕生したわけだ
先王尤瑟得償所願理想的王確實誕生了
一方俺の心配は杞憂だった
另一方面我擔心的事也是杞人憂天
この後に及んでもあいつが女であることを追究する騎士は現れなかった
那之後至今沒有任何追究她女性身份的騎士出現
結局誰もアーサー王を心底から認めてはいなかったのさ
到頭來誰都沒有打從心底里認同亞瑟王。
理想の王と稱えながら
稱頌著理想的王的同時
その理想が萬人を救い物と気がついた途端責任を全て追っ付けて
一旦發現那理想無法拯救萬人時便將所有責任盡數推給她
その結果がこれだ
結果就是這樣
アーサー王がローマから戻ってくる頃には
亞瑟王從羅馬回來的時候
モードレッドが挙兵しているだろう
莫德雷德舉兵叛亂了吧
俺はこんなばかけた內輪もめはたくさんだ
我已經受夠這種鬧劇般的內訌了
適當な理由をつけて退散させて貰うと
當然就隨便找了個理由跑了
最後にアーサー王について所感を聴かせてくれだって
最後你要我談談有關亞瑟王的感想啊
あいつは幼い頃から一日の大半を王としての教育に當てられた
那傢伙從小時候起一天里大半時候都在接受身為王的教育
おまけに眠る時間すら馬の世話や村の見回りなんぞに使っていた
連睡眠時間都被用來照顧馬和巡邏村莊
あいつの人生にはあいつが守ろうとするものの実體驗が全くない
在那傢伙的人生中完全沒有親身體驗過自己想要守護的事物
こんな薄ら寒いことがあるか
還有比這更讓人心寒的事嗎
俺は巨人の首だって口先一つで切り落とす男だが
我雖然是能只靠一張嘴就把巨人的腦袋砍下來的男人
その俺ですら顔をしかめる
連這樣的我都看不下去了
まだ親父と暮らしていた頃
還和老爹一起生活的時候
あまりの気持ち悪さに俺がつい口を出した
因為實在感到太不舒服所以我忍不住問了
おいお前いつ眠ってるんだ
餵你到底什麼時候睡覺啊
ご心配なく兄上明け方から日が昇るまでしっかり眠っています
兄長您別擔心從凌晨到日出前我都休息得很好
あいつは笑顔で言いやがった
那傢伙居然還笑著這麼說
明け方から日が昇るまでときた
從凌晨到日出前
三時間もありゃしない
根本不到三小時
だが後日知りたくもない事実を知った
但是之後我又明白了我一點也不想知道的事實。
あいつは夢の中でさえ
那傢伙甚至連在夢裡
夢魔であるお前に王の教えを叩き込まれていたのだと
都得被身為夢魔的你灌輸王的教誨
お笑い種だよ
真是個笑柄
ずなまるところ本當に眠るすらいなかったわけだ
到頭來那傢伙真的是連覺都沒睡
だから今この國の終わりを前にしてふっと思ったんだ
所以現在在這個國家滅亡前我突然這麼覺得
ばからしい
蠢透了
そこまでしてあいつは何がしたかったんだか
不惜做到那種地步那傢伙究竟是想做什麼