逃避行
CHABA
逃避行 歌詞
散らかる前に捨ててしまおう
そう言って幾つ數えたろう
疲れを床に張りつけたまま淺い眠り
何もかも投げ出してあなたに囚われたい
目覚めてしまわないうちに見つけだして
そこにはもう何もなくて
揺れるあなたは好きに微笑む
耳慣れたその聲にまどろんで
まるで僕は風のように漂う
跡形もなく埋め立ててしまいたい何日も雨を降らしたい
遅れることに脅えることに飽きがきてる
せわしさに慣れ親しんでとうに體にしみついている
殘りものを取り合ってつつくような気持ちが空しい
今日はソレナリニ過ギテイキマシタ
ソシテ明日ハ晴レルデショウ
昨日ノ事ナドモウ忘レマシタ
ソシテ明日モ晴レルデショウ
煤けた機に花瓶をひとつ花瓶のなかに月をひとつ
月の下に羽根の枕をひとつ枕のなかに歌をひとつ
そこにはもう何もなくて
あなたの他には何もなくて
あなたの他に何もいらなくて
どこへも帰らないし帰りたくない