観覧車’82
甲斐バンド
観覧車’82 歌詞
雨の日に二人式を挙げた
借りものの上著友達が縫ったドレス
指輪と花束ささやかな誓い
ただそれだけでも幸福だった
おまえは今家の前
椅子にすわり外を見る
生きることを呪うように
悲しみ宿る目で夜の果てをみてる
夕暮れの遊園地覚えてるか
お前と二人暖かい冬の日
観覧車に乗り昇った時
不意に壊れその場におきざりにされた
手をのばせば屆きそうな
星が降る空の中
俺はお前を抱きしめ
二度と離さないとかたく心に決めた
若さではずんでた頃の
全ての美しい夢も
壊された観覧車の
鉄のように冷たく空に刺さったままだ
胸にこみあげる狂うような何か
こらえきれずに叫びそうになる
胸にこみあげる狂うような想い
斷ちきれず俺は聲あげ泣きそうになる
雨の日に二人式を挙げた
借りものの上著友達が縫ったドレス
End