遙かな轍(わだち)
堀內孝雄小椋佳
遙かな轍(わだち) 歌詞
作詞:小椋佳
作曲:堀內孝雄
こうとしか生きようのない人生がある
何時かお前が下の瞼(まぶた)に
涙浮かべて熱く語った
あの日二人の握(にぎ)り拳(こぶし)も
想い映して汗ばんでいた
心の中にそれぞれの
聞き分けの悪い童心(わらべごころ)騒(さわ)ぎ
重なり合わぬ虹飛んでいた
逢えばお前は今も変わらず
燃える眼差し投げつけてくる
その眼の中で愚かしく
愛おしむ様に夢抱きしめ直す
自分に何故か歓んでいる
こうとしか生きようのない人生がある
せめて消えない轍を殘そうか
男の中の蒼くさい
狂おしい夢が激しく駆け抜けて
遙かな轍描(か)き込んでいる
こうとしか生きようのない人生がある
せめて消えない轍を殘そうか