いたましくてたくましくて
Gumiぬゆり
いたましくてたくましくて 歌詞
帰り道ゆっくり遊んで消えたためらう目まで奪う嬉しさで
薄く淀んだいつかの手なんかじゃ言いたいこともないない
媚甘えて賢く確かめたのなんて贅沢なんだろう可笑しくって
迴避力が高すぎてかななでようとした手さえ避けたごめんね
暑さの苦しみから息が続かなくってまたいつかかっちょ悪くてさ
変じゃないよね週りの目も気にしつつ言うんじゃないよ(否定)
愛からまたやがて私は拾われて息が速くなって八月土曜日
明日の汗の匂いにおびえてても息することは忘れないで
摑めたのは真綿で押しつぶされそうな感覚と暑い夕日だけで
ずれていく意地汚さで文字を描いた300円のメモごと捨てた
さよならからおはようから引っ張ってどっち向こうか分からなくって
ふざけて殺した手の中のやつは何にしようかなかな
くっついてはなれなくなりつつあって自然になったと思い込んじゃって
昨日の燈は今日にはくすみきって集る蟲もいないなんてね
見繕い仕舞う前泣かないで明かりを貰って掃き落とせばいいの
積もる話も適當に泣いて妬いてやればいいの
愛絡まった風船の糸くずもよく切れるはさみでさえ太刀打ちできず
折れないほうきで蛾を叩いて死體を踏み潰してやりたかった
頭の中で鳴った手紙の重さで「邪魔すんな」がつっかえtやめてよ
追い越さないで免罪符も切れそうになる肺も心もだめになった
愛からまた私はやがて拾われて息が速くなって八月おわり
脅迫みたいに「死にたい」と言って飲み込まれる死んだ蟲たちを悼み
無いからまた拾い咽て褪せたメモたちと一緒くたに灰になり
真新しい紙の白さに驚いててもっと汚く文字を書いた