帰り路をなくして
鬼束ちひろ
帰り路をなくして 歌詞
光に一體何が望める
そして闇にも
微光之中究竟有什麼值得期盼
愚かで無垢なものを指先に
黑暗之中又是否同樣值得探尋
宿して自分を導けば
愚昧地將純淨無瑕的事物置於指尖
辿り著くいつもそこは
若讓它棲息使它指引前路
すべてを貫く鉄塔の上
那麼到達的終點總是
手に入れたものはいつかの夢達
貫穿一切的鐵塔頂端
見降ろす街は凍える想いを
終於獲得的事物則是忘卻時日的無數夢境
きつく寄せ合うけれど
映入眼簾的街巷使凍結的思緒
緊緊擁擠作一團
帰り路をなくして
遺失歸途
今日はどこに帰るのだろう
今日應當歸向何處
この月が何を翳すのかを
此夜此月究竟將何物陰翳遮蔽
知る事さえ怖くて
僅僅是知曉就恐懼不已
血の涙は溢れる
血色的淚水滿溢
緋の翼で舞い上がるのだろう
許是即將揮舞緋紅色羽翼直上雲端
燃える世の底を這って
匍匐於熾熱人世的最低處艱難爬行
ただ嗚き叫ぶ
只是發出悲鳴
鳴き叫ぶ
竭力嘶吼
奮力一揮將利刃高高揚起
力はその刃を振り上げる
搖搖晃晃向著虛幻縹緲的對方
ゆらりと儚く互いへと
摸索著探尋到的微弱熱量
手探りで感じた熱は
屬於溫柔之人的一陣旋風
優しい誰かのつむじ風
棄置身後的心緒是理不清根源的迷途之歌
置き去った気持ちはいつかの迷い歌
大廈與日常的群落彷彿永不會沉沒
ビルや日々の群れ沈まぬようにと
入夜前的胸口充斥著焦躁不安
暮れる胸を焦がしてゆく
忘卻歸路
明日應當邁向何處
帰り路をなくして
不知何時緊緊相握的手掌
明日はどこに向かうのだろう
也還未能鬆開
いつの時か握りしめてきた
血色的淚水滴落
手のひらも解かずに
或是即將在緋紅的裂隙之中掙紮起身
血の涙は零れる
遠去的背影也已從視野中消失
緋の狹間で立ち上がるのだろう
就向著那前方
過ぎ去る背はもう見えない
不斷邁進
ただその先へ
歸途早已消逝不見
その先へ
而如今身在此處
在碧藍的深淵金色的末路
帰り路をなくして
在夜幕之畔顫抖著
そして今はここに
遺失歸途
碧(あお)の淵黃金(こがね)の果て
今日應當歸於何處
夜の隣で震える
此夜此月究竟將何物陰翳遮蔽
僅僅是知曉就恐懼不已
帰り路をなくして
血色的淚水滿溢
今日はどこに帰るのだろう
許是即將揮舞緋紅色羽翼直上雲端
この月が何を翳すのかを
匍匐於熾熱人世的最低處艱難爬行
知る事さえ怖くて
只是發出悲鳴
血の涙は溢れる
竭力嘶吼
緋の翼で舞い上がるのだろう
燃える世の底を這って
ただ鳴き叫ぶ
鳴き叫ぶ