海鳴りの夜に
鈴葉ユミ
海鳴りの夜に 歌詞
肌を突き刺す風夜に消える吐息
行き先を告げずにあの日
遠ざかる背中
窓を叩く音胸を高鳴らせても
花の馨る便りはない
広がる銀世界
誰もが抗い続け
ひとつ、ひとつ
失くし歩く目指す場所
知らないまま
冬の空に沈む星を眺め
遠いあの日に帰る
時が奪う鮮やかな色彩を
どうか留めて
屆かなかった言葉だけ伝えたい
靜かに溶けだす誰も振り向かない
気づくことが罪のよう
世界は進んでいく
遠く、遠く、離れてく
拾いきれない欠片零して
ただ泣いている
冬の海に小さく凪ぐ帆影
遠い最後のあなた
押し込めてた終わりのない感情を
揺り起す
優しい聲で応えて
ねぇ、もう一度