いつもの朝

いつもの朝（如既往的清晨）-IA （ア）
詞：ハヤシケイ
曲：ハヤシケイ
「このままもう
目が覚めなきゃいいな」
どれだけ願っても
またいつもの朝だ
名前も顔もこの暮らしも捨てて
風に吹かれるまま
消えたくもなるけど
できないのかやらないのか
したくないのかも分からないまま
僕が僕でしかいられないなら
救われる日など來やしないから
誰の目にも觸れない場所
探してしまうんだよ
優しい噓で上手く編してよ
馬鹿な僕は気付きやしないから
覚めない夢がきっと
どこかにあるってことを信じさせて
ショーケースの奧に憧れて
手に入れた瞬間
どうでもよくなって
必要なものを買い揃えたら
本當に欲しい物なんて忘れた
何も欲しくはないと誤魔化して
手に入らないことが怖いだけ
誰と居ても何をしても
満ち足りないけど
優しい歌が聴きたくなったよ
それもどこか他人事だとしても
たとえ分かり合えなくても
ここにいても
いいんだと信じさせて
彼方を夢見て
そばにあるもの遠ざけて
気付いたら手遅れ
それでもまた朝を迎えてく
僕が僕でしかいられなくても
救われる日など來やしなくても
誰の目にも觸れない場所が
どこにも無くても
「君が君でいてくれてよかった」
この言葉に偽りはないから
醒めない夢で
君と出會う日を待ち焦がれて
また眠るだけ
「このままもう
目が覚めなきゃいいな」
どれだけ願っても
またいつもの朝だ