雪が眠るとき IN PIANO
石川智晶
雪が眠るとき IN PIANO 歌词
ほらひとつ雪が
わが名をあげよと
語らせど足らずして
雪落ちる
その名を知らない鳥たち
ほの白く立つ朝に解き放し
その帰路
奪った者だと知りながら
雪は白いとあなたは言う
時の声を挙げては
ほつれてゆく旗の音
土混じる雪に横たわる
雪が眠るときあなたを選んだ
独り語りという名の波打ち際を
歩く者だけに与えられたもの
罪深き美しい景色を
すべて観せて欲しい
雪が眠るとき生まれ落ちたとき
愚かさを慰める四季などないから
歩くものだけに与えられたもの
罪深き美しい音を
聴きながら眠りたい
雪雪雪雪