私がそう思うのは自然なことだった
石川智晶
私がそう思うのは自然なことだった 歌词
砂の螺旋を
ひとり眺めている私と
部屋の床に膝立てている
黙り込む影は
同一線上にある
Ah誰かの涙の上を
歩く覚悟がないなら
美しい言葉を
せめて分け合うの
あの子がいないと
そこが海にならない
海が海にならないと
心というものは
ほらどうにかしようとすると
余計に一人歩きして
手に負えなくなる
だから何もしない
何もしないという強さ
さっきから音楽が止まないんだ
夏の日のミシンの音が
自分を作ってくれた
誰もが自分の最初の形を
そう覚えている
私がそう思うのは
自然なことだった
私がそう思うのは
自然なことだった
ひとつのものを
捨てるときがきたら
それが愚かでも
大事だったことを
ちゃんと胸に落としたいんだ
私がそう思うのは
自然なことだった
あの子がいないと
そこが海にならない
海が海に
私がそう思うのは
自然なことだった
私がそう思うのは
自然なことだった