世界よりも君が大切だと思った

目を閉じたまま微笑む顔が好きだから
'目を閉じててくれ'って頼んだね
'開けてもいいよ'って向き合ったとき
世界よりも君が大切だと思った
秘かに動く風を捉えるように
こすれる産毛にも君を感じて
身體中に覚えさせてた
奇跡を自分に焼き付けるように
心はいつでも
寄り添い觸れ合ってるのに
'いつまた逢えるのか'なんて
二人とも言わないけど
逢えるよ必ず
二人が出會ったように
誰にも気づかれずに
時間がすべてを運ぶように
話したくないことだって知っているのに
'話して欲しい'と繰り返す君を
許せる自分に驚いて
見つめ直したこと覚えてるだろう?
耳元で小さく囁いて
もう觸れないように身體を離せば
指先だけが引き留める
見つめ合う目と目を反らした後も
心がこんなに
許し合い解け合ってること
確かめ合えたことだけが
支えてくれるだろう
逢えるよ必ず
二人が出會ったように
もしもう逢えないのなら
この手を放しはしない