アロネ

雨宿り一人きり街の明かり
ちらほらと通りゆく人の聲に
少し痛くなるの何故か胸を刺すの
少し休んだら行こう
暗い部屋に燈りを燈す
靜かに夜を溶かしていく
愛されたくて
でも愛されなくて
君はどうなの？
獨りは慣れたよ
愛されなくて
その愛が欲しくて
君もそうなの？
この夜を飲み幹す

いつまでもいつまでも
隠してたの
奧深く奧深く
その心に
觸れた時にいつか
消えてしまうまでが
見えるみたいでさ

愛されたくて
でも愛が怖くて
馬鹿みたいだろ？
一人夜を踴る
愛が欲しくて
その愛が欲しくて
溺れそうなの
あの朝に飛び込んで

白む今日と香り立つ湯気
夢みたいに吹けば消えて

愛が怖くて
その愛を隠して
壊れそうだよ
この夜に落ちて
愛されたくて
そう愛されたくて
君はどうなの？
その歌 聴かせて
愛が欲しくて
その愛が欲しくて
君もそうなの？
この夜を飲み幹して