タカラヅクシ
谷村新司
タカラヅクシ 歌詞
タカラヅクシに身を盡くし
願いをかける初詣
タカラヅクシの初夢は
富士のお山をこえてゆく
熊手がゆれてる酉の市
十日の戎は笹の波
ゆらゆらとゆれながら
エガオ花咲く祝いの日
タカラヅクシに身を盡くし
ひたすら回る盆踴り
タカラヅクシの恩返し
集いて更ける夏の宵
燈籠流しの水辺には
いのりを燈りにこめた人
ゆらゆらとゆれながら
水面をすべる竹の舟
タカラヅクシに身を盡くし
すべてのみ込む杜氏の酒
タカラヅクシの心には
そっと伝える由縁がある
あの日の安らぎ迎え火に
あすへの願いを送り火に
ゆらゆらとゆれながら
往來の空に溶けてゆく
ゆらゆらとゆれながら
アイを伝えるタカラヅクシ
ゆらゆらとゆれながら
いま黃泉返るもの語り