傘の中の手
君島大空
傘の中の手 歌詞
行く手囀る朝陽を
軽弾みに見舞うような
淺蔥の眩暈に!
1,駆け寄る 2,頬寄す 3,嫌気さす...お好きにどうぞ!
泥濘んだ指間をすり抜けてゆくよ
痩せた魔法と笑いたがるあなたと手
三つ編んで ご覧、扉棚引く
ね!眠りの中で歌ってたあの日
「寸でのところで飲めば噓だよ」
君をずっと待っていたようだ
知らないふりして頭掻いてる
羽根を広げてよ、仕舞い込んだ羽根
冴えた色を摑んで飛ぶ傘の中の手
広げ
仰ぐモノクロ縦に靡くこの世を
君の聲と曲がりながら泳ぐ
発條の軋んだうざったい體も著いてきたから
踴るよ、ここから
白い口が噓をつく前に
さあ、「新品の酸素だよ」って懲りずに教えてよ
何度も転んで、こんなんで、ぐずぐずのまま
覚めてゆく夢の頬つねる指
「ここまでおいでよ」軋み出せば骨
重ねるほどに壊れる體は?
遮る雨の向こうへ!
傘の中の手、その手へ