伽藍堂
Sano ibuki
伽藍堂 歌詞
夏が通り過ぎていく
香りが漂って
愛の機嫌を損ね、
また獨法師(ひとりぼっち)だ
夜ってこんなに冷たかったかな
今も夢であなたへの罪に
襲われる
正解も間違いもなくて
誰かのために生きたくて、
戯れを演じていた
ねえ神様教えてよ
苦しみが襲う夜の上手い
眠り方を
空っぽな私を騙して
いつまでも満たしてくれ
誰も知らない秘密の味で
隙間を埋めていった
「さよなら」の後に溢れる
言葉にならないこの聲を
罰と呼ぶのでしょうか
誰かの傘に紛れれば、
悲しみは晴れども
幸せでも傷ついた
私が馬鹿みたい
「あなたの眼にあたしは
映ってないでしょう」
なんてでたらめは言わないで
ねえ神様教えてよ
痛いのに笑っちゃう、
癖の上手い治し方を
「はじめまして」
その時に勝る、喜びなど無いのさ
不幸を纏った橫顔が
あまりにも綺麗だった
夕焼けの鐘の音が響く
氷菓(アイス)も溶けたあの涙を
始まりをもう一度
人生は誰か次第、
駄作も傑作もない
偽りだらけの空っぽに
救いはないから
でも足りないと、満たしたいと
あがけば本物を
見つけられるのなら
人すら辭めたい
汚れ切った白銀の世界で、
私の罪は美しく
花を咲かせ、春を待たず、
光に墜ちていった
伽藍堂な私を愛して
いつの日か満たしてくれ
誰も知らない秘密の味で
希望の糸を手繰った
「さよなら」の聲を求めだす
心に空いたこの穴を
罪と呼ぶのでしょうかこの愛を
春が通り過ぎていく
香りが漂って
雨が降り止む頃に
「また會いましょう」