月下美人
acane_madder
月下美人 歌詞
もう痛みは感じなく裏切りを繰り返して
擦り切れた心のまま徬徨う
鬼の鳴く、夜に、己を満たして、
感情も捨てることで導かれるまま
鈴の音が輝く夜空に
木霊する鳴き聲、散るや、徒花
この涙で咲き誇れ妖しい光に
この太刀を手にして涙、枯らして
鮮やかに散りゆくまま
幾千の夜を重ねて屍をまた重ねて
出口のない闇の中徬徨う
感情を揺らす、そなたの言霊
朧げに、沸き起こる無くした涙が
光散る青い陽炎憂いを纏いて
逃げられない運命を背負い
玉響にゆらりゆらめく
其方の命さえ見つめられずに
鮮やかに散りゆくまま
揺らめいた心明りをともして
闇の中、觸れるたびうたかたのごとく
靜けさの中で揺らめき響きあう鈴の音
紡いだ音色で救われるなら
呪われし、この運命よ忌わしい輪廻を
斷ち切れぬのならこの身、切り裂き
永遠に消えて逝くならば
其方の腕の中、眠りについて
鮮やかに散りゆくまま