雹落
ななひら
雹落 歌詞
雹落
Vocal.ななひらComposer.かめりあ
Album. <Meltical sugar wave>
一ツ二ツ滴る雨鉛色の叢雲が覆う| 滴滴雨落陰雲壓城
蟬時雨が聲を潛め風鈴が響く| 蟬鳴止息風鈴餘響
傘持つ人は早歩き不達の旋律獨り濡れる| 持傘者趨滯音雨濡
終り際の蒸し暑さに黒髪が靡く| 酷暑之果風鬟雨鬢
駆足の社會に屆かないなら此の歌は| 此曲不至如梭之世
人を射つ雹落に變えてしまいたい| 欲化為雹瀉入世間
宙を裂いて地を叩く| 天崩地裂
空隙を僅か震らす| 僅撼虛空
幾佰の跡陽の目が射て| 光耀無數之痕
消え損じた夏の音と溶けていく| 融與夏之殘音
灼けた道路隙無く埋め響み起こす不揃な硝子| 玻璃碎響滿塞灼地
蹴飛ばし歩いた黃昏茅蜩が集く| 步於薄暮蹴散集蟲
燈りを覓める其の眼が眉顰める詩忘れている| 尋光目忘蹙眉之詩
拾い上げた雹を投げて夕闇に隠す| 拾雹投之消隱於暗
正當健全な基準が雑音と評す此の歌は| 此曲不顧褒貶之論
耳を惹く雷鳴に變えてしまいたい| 欲化為雷震人心間
軌蹟剞み形失くす| 銘程忘形
靜謐を握り締める| 緊握靜謐
遍く降れ立ち止まって| 直至雨止以前
雹落に此の歌重なる様に| 雹攜此曲彌世
宙を裂いて地を叩く| 天崩地裂
空隙を僅か震らす| 僅撼虛空
幾佰の跡陽の目が射て| 光耀無數之痕
消え損じた夏の音と溶けていく| 融與夏之殘音
by_hakosh & Nidhogg