ウタツムギ
大瀬良あい梨本悠裡
ウタツムギ 歌詞
原曲:碎月
原曲:砕月
今宵俱寂緣無與宴
席褥皆備全亦置之
今宵も靜寂と無縁の宴
然持觥籌豪飲而盡君亦和之
薄団子とりあえず置く
舉杯邀月月居杯中
後はお酒沢山呑みましょ貴方もご一緒に
次回皆然其形數(shuo4)變
醉眼朦朧吾手持觥
盃に映るゆらゆら揺れる月
其註物何?
何度も何度もその姿を変え
今宵之為 何皆歡愉
生まれ変わる私の手で
管弦絲竹 眾全攜之
こりゃなんども注がなきゃ!
兔奉之曲一二不然
群雲彼去
今宵は何だかとっても気分が良い
火映於顏冷之不知
皆楽器持ち寄ってよさぁ
勇義
ひとつふたつ兎に捧ぐ歌を紡ごうじゃない
萃香
二人相呼眾亦高歌
群雲も彼方に吹き飛ぶ程
夫月高照
火照る頬の冷める暇は無い
笑顏襯之
「勇儀!」
皎月高掛洞然無翳
「萃香!」
空之元月丸盤高掛
そして皆様お聲を高らかに
惡者皆無
此氣覺之
ほら見えるでしょ月明かりにさ
今宵俱寂緣無與宴
照らし出された陽気な笑顔
席褥皆備全亦置之
然持觥籌豪飲而盡君亦和之
翳る事なく佇むお月様
酒過三巡歌過五更
夜空に丸く空いてる穴のよう
人悄然至萬籟俱寂
イヤな出來事みな吸い込むような
餘音繞耳絲竹之音
そんな気がしてきたの
時時皆也
鈴鳴之音
今宵も靜寂と無縁の宴
鐘鼓和樂
薄団子とりあえず置く
何以安心唯有杜康
後はお酒沢山呑みましょ貴方もご一緒に
事事皆輕君亦然也
眾再高歌
一頻り呑んで歌った後は
兔奉巫祝百物之歌
そっと訪れるひと時のしじま
十五之月
そっと耳を傾け小さな演奏會
眾下之舞
此事無盡
ほらいつまでもほらいつまでも
歌以織之
鳴りやむことない鈴の音のよう
揺れる薄が奏でる和音
心安らぐお酒もすすむ
舐めるようにねほら貴方もね
ほらもう一度皆様歌いましょ
兎に捧ぐ巫女にも捧ぐ隠れた妖精達へもこの歌を
みんなおいでよ輪になって踴ろうよ
十五夜満月の明かりの下で
終わる事無くほら空白むまで
歌を紡いでゆこう