白晝夢
椎名純平
白晝夢 歌詞
10月の風に抱(いだ)かれいつか來た道をさまよう
やわらかい光に包まれ憂鬱なことふと考える
あなたの優しい噓で終わらない夢を見た夜
そっと後ろ手で外してた藥指の悲しい運命(さだめ)
若さだとか愛だとかあなたは輕くいなして
犯しかけた間違いをさりげなく諭した
※あなたが去っていくことが悲しいのではなくて
あなたのおだやかな微笑みが戀しいのではなくて
ただ言い表せない深い深い想いが遠い記憶の彼方へといざなってく※
遲すぎた出會いのことや敢(あ)えて尋ねずにいた淚の理由(わけ)や
よく晴れた朝の眩しさ目を外(そら)したいものまで突き刺さる
美しくも儚い生溫かい記憶の斷片(かけら)が
殘酷なまでに優しく包み迂んでいく
斷ち切る術(すべ)を知らないまま臆病な心は
あなたの噓のなか白い夢を見續ける
あなたが去っていくことが悲しいのではなくて
あなたのおだやかな微笑みが戀しいのではなくて
まだ飲み幹せないほろ苦い想いが
過ぎ去った過去の破片溶かしてく
(※くり返し)