蜃気樓 歌詞
歪む視線には當ても無く
抜け殻を許す戀心
酷く穏やかな蟬しぐれ
見慣れた景色に蜃気樓
夏の香り揺れる景色
無神経な夏の響き
目を塞いで雫ひとつ
大粒が肌伝う
あの小さな木陰にも
君の記憶が…
騒がしい音色さえも
聞こえないほど
二人靜かに言葉選び
ぶつかり合えないエゴイズム
目と目は確かに出會うのに
優しさを逸らす蜃気樓
青は落ちて紅く染まる
泣き疲れた私がいた
君が去ったことを悟る
地面は乾いていた
ふざけ合って抱きしめた
記憶にすがる
こんなの意味が無いのに
また目潤んで…
歪む視線には當ても無く
抜け殻を許す戀心
酷く穏やかな蟬しぐれ
見慣れた景色に蜃気樓
君以外の優しさは
偽物になる
そんな出口無き戀に
瞼が腫れて
…朝を迎えて
行き場の無いこの優しさよ
読み手不在のこの言葉よ
偽り無きこの愛しさよ
どうかどうか消えてください
取り殘されたこの大地で
君を遠ざけて生きること
むせ返る様な熱の中
その選択は冷たすぎた
歪む視線には當ても無く
抜け殻を許す戀心
忘れられない哀しみごと
曖昧にしてよ蜃気樓