アヤカシの唄
末代雨季。
アヤカシの唄 歌詞
夜の暗闇に浮かぶ
恆星を線で結んでゆく様に
真っ赤なウソにも意味を付けて
獨り善がりばかり重なり合う
丁寧に編んだ毎日が
いとも容易く綻ぶ様に
真っ青なホントで傷を付けて
心ここに在らずと
忽ちに徒然に
時の流れは今日を攫って
落花の情けも知る由も無いんだ
確かめたいと觸れていたいと
願う度に瞳に宿った
得體の知れない痛みの正體は
アヤカシマヤカシアヤカシ
記憶の光を追う影だ
アヤカシマヤカシアヤカシ
積もり積もった期待の過ち
ほら今も人知れず
色褪せてゆく寫真の様に
真黒なヒミツに目を瞑って
健やかに滅べたら
それなのに隅々に
脳を漂うままに育って
一體何の未練があるって言うんだ
幸せなんて優しさなんて
出會う度に瞳に殘った
敵うはずもない未來の後悔さ
アヤカシマヤカシアヤカシ
もう要らないんだ何もかも
アヤカシマヤカシアヤカシ
それが唯一の罪滅ぼし
唇だけが覚えている唄
微かに舞った心の餘熱が
目蓋を焦がしこの身を巣喰って
徬徨う呪いへと今、形を
アヤカシマヤカシアヤカシ
記憶の光を追う影は
アヤカシマヤカシアヤカシ
僕を追った僕の眼差し
全ては幽けし幻