唄い前夜
安藤裕子
唄い前夜 歌詞
私はいつまで經っても變われず
諦めの惡い世界を創っては暮らして
時代は更地の道を越えて
お別れの言葉もなしに流れてゆく
人の波の中呑まれ消えるのは
いつか君と過ぎた若葉の季節の樣で…
ずっと同じままでいられる
土をつよく蹴ったなら
空に升れる夢を見ていた
ずっといつまでもこうして生きてゆける
信じて笑っていた
あの日君の瞳は氣づいていた?
そよぐ風を待ち薄れ搖らぐもの
あの面影を知る最後の場面の中で
ずっと同じ氣持ちのまま
どこまでも續いていく道を步いて
疲れも知らず笑う不器用な私が
あの日君の瞳に映っていた
今消えゆく陽炎溶けてゆく
あの日君の瞳は氣づいていた?