緋色月下、狂咲ノ絶 (10th Anniversary Remix)（翻自 夕月椿）

深く朱き潤む瞳甘い色のスカート揺らす
幼き頬朱を染ませ疼きに足を崩される
甘い幻視に支配され奏でては咲く五指の調べ
赤い紅茶滴る音弄んでは深く抉る
「この想い屆かないのかな？」
「その瞳には誰が映るのかな？」
「心壊れているのかな？」
「壊れたら戻らないのかな？」
「刻む傷は癒えないのかな？」
「そうして時を刻むの？」
この気持ち気づいてどうして気づいてくれないの
(あなたのその全てが欲しくて欲しくて震えてる)
狂気満ちて行くわどうすれば止まるの
(甘美なその鼓動を穿ち盡くして止めようか)
この気持ち壊れてどこへ辿り著くのでしょうか
(その肌を穢し盡し辱めるのは私だけ)
愛溢れて行くわ止めることはできない…
(愛で撫でて揺さ振らせてこの衝動を殺してよ)
白き肌照らすのは
緋色月綺麗な夜
明けるなら染めるまで
喉を枯らし叫ウ音色旋律は朱の虹となり
君屠る其ノ色彩甘く深き色を放つ
喉を枯らし叫ウ音色赤キ雨に彩られたら
綺麗な舞台の出來上がり私獨り其処で踴る
「その願い潰えたのかな？」
「その想い斷たれたのかな？」
「その希望絶えたのかな？」
「その瞳焼かれたのかな？」
「その肌は穢されたかな？」
「そして誰もいなくなる？ 」
どこにも本當の私なんていないのだから
(其ノ生を引き裂かれて赤銀を吐き消し飛べ)
儚い命だわ美しく愛しい
(其ノ生の華散らして極彩に咲き我が糧に)
永遠に私のものになるしかないのでしょうか
(其ノ生がお前ならば喰らい盡くして血肉にす)
ずっと私の傍にもういかされないから
(其ノ四肢を贄と捧げわが足元の死屍となれ)
私の中の
私の中の
私の中の
私が
ひとつ
ひとつの
単語を
何度も
何度も……
無盡蔵に
繰り返し
繰り返し
繰り返し……
歌う
摑む左手が甘くて
振るう右手が甘くて
甘くて
甘くて
笑う口が裂けても
それがまた楽しくて
楽しくて
脳髄を焼くように
楽しくて
震えて
震えて
楽しくて
楽しくて
うふふ...
赤い…… 甘い……
あなた
甘い
甘い
赤い
赤い
うふふ...うふふ...あはは...あはは...
殺してあげるっ！
ありがとう
私のセカイは綺麗なままでいて欲しいから
(其ノ生を引き裂かれて赤銀を吐き消し飛べ)
思い出が舞うわ私のものにさせて
(其ノ生の華散らして極彩に咲き我が糧に)
ごめんなさいこれが最後の愛し方だったから
(其ノ生がお前ならば喰らい盡くして血肉にす)
ずっと私の傍にあなたといきたいの…
(其ノ四肢を贄と捧げわが足元の死屍となれ)