晩夏(ひとりの季節)
秦基博
晩夏(ひとりの季節) 歌詞
ゆく夏に
名殘る暑さは
夕焼けを
吸って燃え立つ
葉鶏頭
秋風の
心細さは
コスモス
何もかも
捨てたい戀が
あったのに
不安な夢が
あったのに
いつかしら
時のどこかへ
置き去り
空色は
水色に
茜は
紅に
やがて來る
淋しい季節が
戀人なの
丘の上
銀河の降りる
グラウンドに
子どもの聲は
犬の名を
くりかえし
ふもとの町へ
帰る
藍色は
群青に
薄暮は
紫に
ふるさとは
深いしじまに
輝きだす
輝きだす