コントラスト
逢田梨香子
コントラスト 歌詞
沈む夕日どこからか冬の匂い
揺れる影が暗闇に溶けてしまう
通り過ぎる人は足早に
誰かが待つ場所へと帰る
肌寒さと人戀しさ
心はどこに向かうのでしょう
暗闇を嘲笑う雪の白さが
この心の中にまで染み込んで來る
傷付いた羽にさえ降り積もるなら
やがて空は屆かない場所になるだろう
そっと瞳そらしたコントラスト
言葉だけじゃ約束は果たせなくて
忘れ物は裏側に隠れて行く
虹の架かる季節は過ぎ去り
次の春は誰と迎えるの?
未來はまだ知りたくない
月の欠片が溶けてしまう
凍りつく指先を溫めながら
キミの姿見えるまで待ち続けていた
記憶から取り出した笑顔じゃなくて
今この場で見つめたい物があるのに
ずっと埋まる事ないコントラスト
それが毒だと感じながらも
口にしたリンゴの味みたい
ほら雪が心を冷やして行く
真っ白な世界に落ちて行く
この場所に悲しみの雨が降るなら
もう戻れないのでしょう
その雨が降り止まず雪になる頃
想いは枯れて行く
暗闇を嘲笑う雪の白さが
この心の中にまで染み込んで來る
傷付いた羽にさえ降り積もるなら
やがて空は屆かない場所になるだろう
そっと瞳そらしたコントラスト