曼荼羅戀々
高橋菜々Akhuta
曼荼羅戀々 歌詞
滴るは蜜の味私の爪先に
組み敷かれ這い蹲って
それでも求めるなら
一夜の夢の終わりに弾け果てる
泡沫模様の無數の骸は歌う
毒花の香に魅入られて迷い込んだ
射干玉(ぬばたま)の闇包み込む花弁
いざ進めや進め【光を目指して】
振り返らず前へ【視界を眩ませ】
歪な考えかどうかなんて
そう貴方次第でしょ?
何も可笑しくは無いわ
さあ心の儘に沈め
報われもせず弔(とむら)われることも無く
闇に揺蕩う數多の手は招く
褥(しとね)に手を重ね吐息で交わる
そんな逢いを望むならお生憎様
堆(うずたか)く聳える曼荼羅の天心遠く
道無き道を身を裂きながら探るの
迷い路の果てで約されぬ願いを
抱き朽ち果ててまたひとつ
貪(むさぼ)るは目も昏き貴方の徒な罪
遣り場無き昂(たかぶ)りにその身を喰われる儘