櫻華爛漫
iii
櫻華爛漫 歌詞
闇の間に間にさあ呼応してる間に
無くした未練と來る試練
聾も立てずに立ち盡くして
如何に帰らず変えられずとも
霞か雲か見渡す間に
野山海山も花盛り
時有らず心此処に在らず
いざやいざやそら見にゆかん
棘の或る毒の或る花も
敵わない程匂いたつ
飾られた風花の姿で
暗い夜も暗くないと
寒い冬も寒くないとほら
零れ咲く花片に
鮮烈の刻
吹雪の様に渦巻く風
一斤染めの染井吉野から
零れ咲く花片に
篭火が燈る
いつかこの場所で…
時の狹問にそう呼応する小波
託した意向斷ち切る遺恨
問えば囀る冴えた空に
如何に帰らず変えられずとも
霰か雹か見限る間に
野山海山草木繁り
時知らず心知りもせず
いざやいざやそら見にゆかん
降り頻る振り絞る花の
葉わない仄かな願い
交わされた約束を抱いて
暮れる日々を嘆くよりも
暑い夏を憂うよりもさあ
亂れ咲く花片の
艶なる姿
風來の様な運命さえ
一時だけの淡い剎那でも
亂れ咲く花片に
掲げた明星いつかあの場所で…
探し続けて求めて辿り著く先の
降り注く陽の光桜の演舞
知るはずも(知らないの)
無いままで(無くしたの)
巡るは散りゆく鴇色
暗い夜も暗くないと
寒い冬も寒くないとほら
零れ咲く花片に
鮮烈の刻
風來の様な運命でも
一斤染めの染井吉野なら
亂れ咲く花片の
影さえ打ち消すきっとあの場所へ…