うたかた
河村隆一
うたかた 歌詞
うたかたの戀追憶の花
この風に心あずけた
たった一度の甘い吐息の
君をつつんだ夜
何故か目をそらした
戀の行方に
天かける星屑集めた人よ
水面ゆらす小さな花
白くはかなく
めぐる季節にふるえてた
ずっとずっと
しのび泣くように風が止む時
星空に君を探すよ
衣ずれの音人知れず散る
花弁が舞う夜
肩よせて歩いた黃金の道と
茜色した空君を連れ去る
もう逢えない小さな花
陽炎の日々
名のることもかなわない戀
君と君と
うたかたの戀追憶の花
この風に心あずけた
たった一度の熱い吐息の
君をつつんだ夜
君に抱かれた夜
君を失くした夜