彼と彼女のソネット
原田知世
彼と彼女のソネット 歌詞
今の私達をもしもなにかにたとえたなら
朝の霧のなかで
道をなくした旅人のよう
いくつもの偶然から
あなたにひかれてゆく
星は瞳に落ちて
いくつもの夜を超えて渡った時の迷路
解きあかしてきたのに
おおきなあなたの胸
ひとりはなれた
木の葉のような
心ささえたまま
かわいた風は私を運ぶ
君はそういつのまにか知ってる
僕をこえて歩いて行けることを
懐かしい白い指に觸れても
ほどけてゆく遙かな愛の思い
こんなに近くにいてあなたが遠のいてく
足音を聞いている
もう一度いそぎすぎた私を
孤獨へ帰さないで
いつまでも
あなたのこと聞かせて
愛をあきらめないで