愛染橋
山口百恵
愛染橋 歌詞
春一番が吹き荒れた後
花を敷いた路地へ
今日こそ返事聞かせてくれと
問いつめられそうで
あなた以上にやさしい人は
いそうにもないけど
結婚なんて舊(ふる)い言葉に
縛られたくなくて
橋の名は愛染橋
ほほえんで渡れば戀がかなう
うつむけばそれきりとまどい橋
うちは淋しい女やからね
愛なんてよう知らん
時の流れも春のうららに
渡りたい渡れない
發の芯まで飽きられる日が
來ないとも限らず
そしたらすぐに別れる勇氣
ありそうでなさそで
橋の名は愛染橋
ただ一度渡ればもう戻れぬ
振り向けばそこから想い出橋
うちは愚かな女やからね
人生もよう知らん
けれどあなたに手招きされて
渡りたい渡れない