生きとし生けるものへ
潘めぐみ
生きとし生けるものへ 歌詞
編曲:Yocke
黃昏に酔う華の散り様
哀愁寫す季節の行く末まで
流れ流れて
唐紅色の命で
しゃなりしゃなりと
衣手を揺らすとき
心髄を知る
巡りゆく儚い殘光
別れゆく熱情も
全て等しく愛しい
それは血と肉となって
現に染み込むしらべは
終夜続く
鈴生りに屆く喝采と
この歌聲は
生きとし生けるものへ捧げよう
ひらり
ゆらり
揺蕩う時よ
ひらり
ゆられて
朝露に去る夢の情景
世の趣を味わう暇などなく
薄れ薄れて
立ち止まるには未だ尚早
帯締めをきつく
結い付けなおすとき
真実を見る
廻り出す切ない刻限
紡ぎ出す僥倖も
全て等しく愛しい
それは血と肉となって
大地が痺れる奏は
連鎖してゆく
広がる赫耀の道と
この衝動は
生きとし生けるものへ伝えよう
侘しいほど歌え
寂しいほど歌え
たとえ涙溢れても
それは血と肉となって
天まで突き刺すしらべは
千里を越えて
今こそ繋がる心と
この歌聲は
生きとし生けるものへ捧げよう
ひらり
ゆらり
揺蕩う時よ
ひらり
ゆられて