二重スパイのアリバイ工作
福山潤
二重スパイのアリバイ工作 歌詞
飛び越した昨日
追い越した明日
今日だけが宙に浮く
ふたつでもひとつ
同じほう向いて
ふざけあったひとときを
いつもは気づかない
つじつま合わせ
罠が散らばる
噓あきらかに
浮かれて
手をたたく二重スパイ
花火打ち上げ
銃聲かき消して逃げだそう
スケジュールは黒く
デタラメな予定
火をふいて焦げついた
工作活動は
波亂ぶくみ
くせになる切りかわり
見やぶらないで
駆けぬけ
いつの間にか逃亡者
指名手配
斧が首にかかる
楽しい脫走劇はまりこむ
光る刃は
目の前待ちかまえて
大人は説教好きだけど
子供は退屈嫌いで
二重の罠を
仕掛けてははまる
深く掘った落とし穴
本気で遊ぶ
子供のルール
加わるならすべてを投げ出して
スリルの予防線複雑で
からまっていく噓
舌が凍りつく
揺れている
地面ごと崩れていく
あぶない橋も
交互にわたろう
迷路をひた走っていけば
入口わからなくなるよ
いつしか入れ替わる立場
帰ろうなんて
考えないで