千里香

親手送走日夜見證著光陰逝去
「千里香」
千遍相似話語只怕是循規蹈矩

將飛舞散失的宿命全數接受
去り行く日を見送ることも
這般才像是你的作風
繰り返せば矩を知るだけ
素手纖纖溫潤如同夕陽般憂柔

正毫無恐懼地與我緊緊牽連
散り逝くのも宿命、と
灰塵堆積欲落的嬌小掌心
受け入れるのが貴女らしいかな
就請全數收下吧這般的祈願

千年的寂寞像是在戲謔著我
落日のような優しい手だと
編織出的謊言請別笑其拙劣
恐れもせず繋いでくれた
僅僅這樣我就無欲無求
煤だらけのこの手に
已至天際那一輪皓月——
受け止めたくて其の願い
無論多久一直會在此處等待著你

再度相逢那日必然來臨
千の孤獨を誤魔化すように
輝光滑落成霜融化成地上和煦模樣
奏でる噓を拙いと笑うでしょうか
如同庭下芳華初綻時又發幾枝殘香･･･
ならば其れでも良いと
光陰流轉不息如人世因緣輪迴
屆け彼方の月へ
卻是重蹈覆轍踏上昔日足跡

在你瞳中所倒映出的景色
何時までもずっと貴女を待つ
由我親自用這雙手將其守護
もう一度逢える日まで
光陰荏苒往復如人世輪迴流轉
和かな光に融けるような
你的真名早已化作逝去餘音
庭に咲いた花に添うように･･･
如今若是傳頌尚息

由我將其歌詠便引以為傲
時は廻り、人よ巡れと
林間風聲詠嘆輕搖竹葉幾枝
古い轍に歩みを重ね
螢火飛散長夜細雪風花朝霞
貴女の見た景色を
銀輝沙灣片影金黃染盡天穹
貴女に代わり此の手が護ってゆく
輕聲呼喚著你的真名

這份誓言化作了盞燈闌珊長明是為你而燃的永恆淨火
時が巡り、人が廻れば
毫無虛情陰影的皓月清輝照耀一地
貴女の名は音へと変わり
流光遍地揮灑滿中庭此刻等待著你･･･
けれど今もその音が
初綻的千里香萌芽積雪的根上
詠われるのが誇らしい
四季輪迴不息如生命流轉往復

心中焦躁難耐長夜裡俱寂寒芳
風が謡う笹の葉揺らす
等待時刻庭中枝頭卻滿開華冠
蛍舞う夜雪踴る朝焼け
天長地久一直要我等到何時
銀の渚に黃金の空に
可是連呼喚都是嘶啞無聲
貴女の名前を呼ぶ
沒有你陪伴的千重長夜已為盡數渡過了

這刻火焰如今的模樣——
約束は永遠貴女を待つ燈永久の火
星落雲散清澈揮灑便是皓月輝光
ひとつの偽りも翳りもない月の下で
照耀在這深深庭院之下
今日も待ちぼうけ
似應答著祈願般剎那綻放的萬千芳華

超越了無邊長夜之涯再次與你相見
瑞香れば根雪に萌す
二人欣然攜手向光陰共渡幾多千年･･･
季節は巡る命は廻りゆく
胸を焦がす花冷えの夜
九分咲きの庭に待つ

何時までもずっと待っていたよ
ねえもう聲にならない
貴女の居ない千の夜を越えて
此の焔は今も

雲間から射す月燈りに
照らされたこの庭に
幾千の祈りが花開いて
永い時を越えて逢う夜に

永い時を二人また共に