アルビドゥスを捧げて
SennzaiKaname Shigeyoshi
アルビドゥスを捧げて 歌詞
閉じると音はなく消えゆく街は遙か
朝霧落ちる影が名殘の色を知る
あいまい歩く君の記憶も遠い昔に
置き去りの言いかけた言葉を待つの
閉じると凍てつくの消えゆく音も遙か
悲しみは遮る暗闇に見失う
泡沫の夢のなか重力に従って
透明に澄む言葉を待つこの牢屋で
まだ隠された物語の終わりまで
微かな光で私を照らして
月明かり觸れかけた花紗み散る
消えていく霞んでいく表情も波に浚われ沈む
閉じると溶けてくの消えゆく白に遙か
黃昏後ろ姿追いかけ迷い込む
ふらふら手繰り寄る自意識摑めない
心の中擦り切れた息悲鳴掠れた
聲聴こえてるの? 今其処にいるの?
嗚呼生花落ちる雨觸れた手を濡らす
急がれた実は薄明の直ぐ側へ
舞い落ちる言葉ごと燈火は流される
消えていく君の手にそっと示されて
落ちていく落ちていくこの聲さえも
朽ちていくさよならと共にアルビドゥスを捧げて
見つめて屆かなくても嗚呼