マイルストーン

いつからか物語の中にいた
誰もが主役を知りもしないままで
高らかな聲で歌え
ここにあるメロディ
ひとつで明日を紡いでゆけ

さあ手を広げて離れ離れ
振り向かずにゆこう

季節は流れ一期一會
繰り返すだけでも
孤獨な道の向こうに
誰も見捨てないように
かすかな光が揺れている

記憶のマイルストーンに
決して忘れないように
君の名前は刻まれてる

いつからか物語の中にいた
誰もが主役を
知りもしないままで

高らかな聲で歌え
ここにあるメロディひとつで
明日を紡いでゆけ

罪と罰を握りつぶすたびに
滲む點滅のシグナル

ヘッドライト
フラッシュバック
浮かび上がる
いつか置き去りにした影

折れかけた翼広げ
胸に穴を開けたまま
どこまでも透明な心で

すべてがうつろう世界で
愛だけは滲ませないで
君が君らしくあるために

飛び立つよ僕ら
自由は壁の向こう
何度も何度も
生まれたままの目で
街角の花の涙ふれた時
失くしたやさしさ
取り戻せる気がした

丘の上ぶら下がる三日月

包み込むやわらかな暗闇

きっと命は瞬いて輝いて
想いを強く繋ぐ星

耳を澄ませば聲が聞こえるさ
うつむかずに空を見る
物語は続いてくだろう
歩き出せばそこに
フワリ風が吹く

風が吹く風が吹く

どこまでもはばたく

高らかな聲で歌え

壁の向こうへ飛び立て

高らかな聲で歌え
どこまでもはばたけ

花と風と罪と星の
メロディ響かせて
物語は続いてゆく
誰もが主役の
夜に胸に明日に君に
メロディ響かせて
物語を続けてゆく
明日を突き抜けろ