蛹 歌词
本音を一錠飲み込んで
コップ一杯の水で流し込んだ朝
昼になっても喉につかえて
口にすれば言葉に詰まって
身勝手なまま時は流れて
未完成な心置き去りにして
蜃気楼みたいな
夏の向こうの未来へ
今は全てが未確定
いつかくること まだ先のこと
何て思ってたことが急にリアルに
痛みをともない 途方も無い問題
だなんて 今更 気づいて
怖くなって逃げ出そうとしても
ただ迷路に迷い込む
公式も文法も法律も知らない
ただ何も知らないこと
だけ知ってる
何もかもが煌めいていた
甘美な時間に酔っていた
魔法のような季節が
終わることを恐れていた
ただ今 歪な境目にそっと
触れるよ
なにがおこるのかなぁ・・・
月の無い夜に 迷わないように
張り巡らせた数多の複線は
常識を説く人たちの声に紛れて
夜の闇にほどけた
白くぼけた街灯が照らす隘路に
迷い込んだあたしの背後に
迫る
冷たく突き刺さるアイロニー
こんな気持ちはこれで最後に
居場所を奪い合う人ごみの中で
いったい誰を信じたら良いの?
そんな単純な話じゃない でも
わからないままじゃ前に進めない
教科書閉じて 目の前のこと
もっとちゃんと近づいて
聞いて触って
愛を歌った歌詞の意味など知らないが
この手に触れる体温を知ってる
遠足の前の日のような
浮ついた心で待っていた
魔法の解けた季節が
目の前にただ広がっていた
だから今 歪な境目にそっと
触れるよ
壊れぬようにただ・・・
なにがおこるのかなぁ・・・
蛹がいつか孵るように
外の世界に飛び出すように
自分の姿見つけるように
そんな未来に羽ばたく用意
今はまだ不完全なまま
ドロドロの身体も
いつか蝶になる
何もかもが煌めいていた
甘美な時間に酔っていた
魔法のような季節が
終わることを恐れていた
ただ今 歪な境目にそっと
触れるよ
なにがおこるんだろう?
遠足の前の日のような
浮ついた心で待っていた
魔法の解けた季節が
目の前にただ広がっていた
だから今 歪な境目にそっと
触れるよ
壊れぬようにただ・・・
なにができるのかなぁ
なにがおこるのかなぁ・・・